日本ゴム工業会は1月25日、都内で開催した第16回幹事会の中で、中国・杭州市で昨年10月に開かれた第66回ISO/TC45国際会議の概要を報告した。
報告によると、会議には15ヵ国から167人が参加し、分科会別のトピックスとしては、ホース関連のSC1では、「自動車空調用新冷媒R1234yf向けホース」は、日本のホースメーカーが扱う低圧用途の柔軟タイプは専用規格としてパート4に独立することとなった。また、「ホース・カバーゴムの耐摩耗性の求め方」は、米・伊が提案するA法と、日本が提案するB法との2部構成で次のステージであるCDに進むことで合意した。
物理試験と化学分析のSC2では、17年に新規提案として承認された「高湿度下でのオゾン劣化試験法」について日本が技術発表を行い技術的背景と内容説明を行った。
ゴム用原材料のSC3では、17年に新規提案を行った「溶液重合SBR・粘弾性評価法」がCDに移行することを承認。また、中国が口頭で提案した「液状シリコーンゴムの規格化」は、19年5月までに