日本ミシュランタイヤは1月29日、雪も走れる夏タイヤ「ミシュラン・クロスクライメート」シリーズを2月5日から全国で順次発売すると発表し、都内で製品説明会を開催した。
同シリーズは、夏タイヤに求められるハンドリング性能やドライ・ウェット時のブレーキング性能を高水準で満たしつつ雪上走行も可能なタイヤで、夏タイヤと同等の静粛性とロングライフ性能を備えながら、スノーフレークマークとM+S(マッド&スノー)が刻印され、冬用タイヤ規制時でもチェーン装着が不要となる。
ポール・ペリニオ社長は、昨冬の東京の積雪での混乱を振り返り、「新しいニーズに合致した新たな提案をするべき」と発売の背景を述べた。
製品説明を行った乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部の黒谷繁希ブランド戦略マネージャーは、まず、同シリーズが15年から欧州で発売され96%という高い消費者満足度を得たことを紹介した上で、日本の非降雪地域では約60%のドライバーがスタッドレスを持たないこと、オールシーズンタイヤは認知度は76%と高まったが中途半端だという評価が多いこと、非降雪地域は積雪がひと冬に平均4日間であることなどのデータを示した。そして、オールシーズンタイヤに求められる性能のトップ3は