原料高などで2桁減益 日東化工の4~12月期

2019年01月31日

ゴムタイムス社

 日東化工の2019年3月期第3四半期非連結決算は、売上高57億200万円で前年同期比2・8%減、営業利益1億7400万円で同33・8%減、経常利益1億7500万円で同32・7%減、四半期純利益1億3100万円で同39・9%減となった。

 セグメント別では、ゴム事業全体の売上高は前年同期を7000万円下回る43億8700万円で同1・6%減となった。ゴムコンパウンドは自動車関連の受注が堅調に推移し、前年同期を上回る売上高となった。シート・マットのうちゴムマットにおいては、主力製品であるブラックターフの受注が好調に推移したことにより概ね前年同期並みの売上高となったが、ゴムシートにおいて受注が低調に推移したことにより、シート・マット全体としては前年同期を下回る売上高となった。成形品では、クッションタイヤ等の売上は好調に推移しているものの、一部製品の販売終了の影響により前年同期を下回る売上高となった。

 樹脂事業全体の売上高は、前年同期を9300万円下回る12億9700万円で同6・7%減となった。高機能樹脂コンパウンドの受注量は前年同期並みに推移したが、製品構成の影響により、前年同期を下回る売上高となった。樹脂洗浄剤の受注は堅調に推移し、前年同期を上回る売上高となった。導電性樹脂ECXにおいては、概ね計画通りの受注で推移しているが、前期はスポット受注があったことにより、前年同期を下回る売上高となった。

 通期の連結業績予想は、前回予想から変更なく売上高は76億5000万円で同2・2%減、営業利益が3億3000万円で同9・8%増、経常利益が3億2000万円で同8・6%増、純利益が2億4000万円で同18・9%減を見込んでいる。

日東化工決算

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