ユニチカは2月7日、1月8日14時過ぎに京都府にある宇治事業所のナイロン工場にて発生した火災について、同日までに判明していることを発表した。
発生日時は1月8日14時過ぎ、発生場所は京都府宇治市宇治戸ノ内5ユニチカ宇治事業所ナイロン工場で、15時10分消防放水停止、16時53分に鎮火した。詳しい火災原因は現在調査中としている。
被害状況は、人的被害は従業員3名が緊急搬送されたが1月30日までに全員が退院している。物的被害は、宇治事業所延べ床面積約24万㎡のうち、重合設備の一部など450㎡が焼損し、ナイロン重合設備が稼働停止となった。事業所内のその他の設備稼働への影響はなく被害状況の精査と復旧を進めている。
事業活動への影響は影響のある製品ごとに対応を進めており、今後の対策は関係省庁の指示のもと適切な対策を講じる。
業績に与える影響については、被災した宇治事業所のたな卸資産、固定資産等は火災保険の付保対象となっているが、損失額及び保険金の受取額を確定するには時間を要するため、2019年3月期の業績に与える影響を合理的に見積もることはできない状況としている。
同社は、「この火災により、近隣住民の皆様、関係省庁他、関係者の皆様には多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。今後、当社業績に重大な影響が見込まれると判断される場合には、速やかにお知らせいたします」とコメントしている。