丸尾カルシウムの2019年3月期第3四半期連結決算は、売上高は96億4000万円で前年同期比8・0%増と順調に推移した。利益面は人件費、原材料費、燃料費等の上昇、設備維持費用の増加もあったが、増収効果から営業利益は4億6600万円で同8・3%増。経常利益は為替差益もあり5億7700万円で同9・8%増。親会社株主に帰属する四半期純利益は3億6900万円で同5・3%増となった。
国内では好調な建設需要向け製品を中心に供給能力の向上に努め、海外では自動車向け製品の販売増加により増収増益となった。
通期の連結業績予想は前回発表から修正はなく、売上高が120億円で前期比0・3%減、営業利益が4億1500万円で同17・8%減、経常利益が4億9000万円で同20・2%減、親会社株主に帰属する純利益が3億1500万円で同17・9%減を見込んでいる。