経済産業省がまとめた18年1~12月のゴム製品生産・出荷金額によると、出荷金額は2兆3295億7193万円で前年比5・0%増となった。自動車用タイヤとゴムホース、工業用ゴムが生産・金額とも前年を上回るなど、主要なゴム製品はおおむね堅調に推移したことから、伸び率は前年の2・1%を2・9ポイント上回り、2年連続のプラス成長となっている。
このうち、自動車用タイヤの1~12月の出荷金額は1兆2130億7173万5000円で同6・9%増。内訳はトラック・バス用が2587億4450万円で同3・6%増、乗用車用は5646億8306万1000円で同4・3%増、小型トラック用は1415億8089万3000円で同3・8%増、二輪自動車用が109億597万6000円で同0・7%減などとなっており、二輪自動車用が前年を下回った以外はいずれもプラスとなった。
一方、1~12月の自動車用タイヤの生産本数は1億4730万本で同1・3%増となった。内訳はトラック・バス用が1051万3000本で同0・2%増、乗用車用が1億981万2000本で同1・4%増、小型トラック用は2192万2000本で同1・8%増、二輪自動車用が361万2000本で同4・8%減、特殊車両用が144万4011本で同3・8%増となった。
18年の国内自動車生産が前年並みの水準にある中で、タイヤ販売も新車用・市販用ともに前年並みだった。一方、タイヤ生産は国内出荷が微増となったものの、輸出出荷が堅調を維持しており、自動車用タイヤは生産・金額とも前年を上回った。
ゴムベルトの1~12月の生産量(新ゴム量)は、2万1678tで同1・3%減、出荷金額は