横浜ゴムは2月20日、全国の同社販売会社を通じて、愛知タイヤ工業製フォークリフト用クッションタイヤ「アイチ・イークッション(AICHI・EーCushion)」の販売を1月から開始、新たにヨコハマタイヤ販売網のラインアップに同製品を追加すると発表した。
アイチ・イークッションは、通称ノーパンクタイヤと呼ばれる空気の入っていないフォークリフト用タイヤで、タイヤサイドに立体的な窪みを入れることで、乗り心地の良さと高い耐荷重性を両立している。また、同タイヤは耐摩耗性の高いコンパウンドと深溝によりロングライフを実現し、工場や運送会社などの経営者が求める経済性を追求しつつ、多くのオペレーターの身体的疲労を軽減することに貢献する。
愛知タイヤ工業は、一昨年3月から同社グループに加わり、フォークリフト用タイヤの製造・販売を国内中心に展開し、国内のフォークリフトメーカーへの新車装着およびフォークリフトディーラーへの補修販売を行っている。現在、市販用タイヤは愛知タイヤ工業のほか、全国の同社販売会社を通じて販売しており、今回新たにヨコハマタイヤ販売網のラインアップに同製品を追加することとなった。
横浜ゴムは昨年からスタートした3カ年の中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」のタイヤ生産財戦略において「オフハイウェイタイヤを成長ドライバーとして次の100年の収益の柱へ」を掲げており、横浜ゴムのトラック・バス用・建設車両用タイヤに加え、ATG(アライアンスタイヤグループ)製の農業機械用・林業機械用・建設車両用タイヤや愛知タイヤ工業製の産業車両用タイヤの国内外での販売強化に取り組んでいる。
販売サイズは主要なフォークリフトサイズをカバーする、7・00ー12、6・50ー10、6・00ー9、21×8ー9、5・00ー8、16×6ー8、18×7-8の7サイズとなっている。