ダウ・ケミカルは11月9日、ダウと三井物産㈱によるブラジルの折半出資会社が、規制当局の認可を取得し、設立を完了したと発表した。
この結果、三井物産はブラジルのミナスジエライス州サンタ・ビトリア市で操業するダウのサトウキビ栽培場の持ち株50 %を取得した。初期段階として同合弁会社は、再生可能な原料ソースとなるエタノールをサトウキビから生産する。これによりダウに新しいバイオマス系原料が供給される一方、ダウの原料ソースが従来の化石燃料から多様化する。包装、衛生・医療用途向けバイオポリマーの生産に向けて前進が図られた。
エタノール生産設備のエンジニアリング及び装置製造は現在順調に進んでおり、予定通り2013年弟2・四半期の稼動開始を見込んでいる。
2011年11月09日