コンチネンタルタイヤ・ジャパンは2月21日、ハイパフォーマンス・エコタイヤ「エココンタクト6」を3月より発売すると発表した。
新製品は、ウェットブレーキ性能、転がり抵抗および耐摩耗性能を非常に高いレベルで向上させたハイパフォーマンス・エコタイヤ。
同日、開催された新製品説明会に登壇したコンチネンタルタイヤ・ジャパンのグレゴリー・メイ社長は、新製品の説明の前に、同社の概要や最新の取り組みについて説明した。
メイ社長はコンチネンタルタイヤ148年の歴史を振り返りながら、「1995年にオートモーティブ部門を設立し、近年では自動運転にも取り組むなど自動車産業に向け、幅広く技術やサービスを開発している。世界3大自動車部品サプライヤーの1社であり、タイヤでは世界4位のメーカーである」と同社について紹介した。
2025年に向けてのビジョンについては、「世界でトップ3に入るタイヤメーカーの一つとなり、最高の相互価値の創造と収益性をもたらしつつ、優れた性能と顧客が望むソリューションを提供し、最も信頼できるパートナーとして認められたい」という方針を示した上で、「アジアでは年間販売率7%増の伸びを示している。タイに新たな生産拠点を設けるなどし、日本を含めたアジア地域に注力していきたい」と話した。
製品説明は、技術サービス&トレーニング・マネジャーの小川直人氏が担当した。
小川氏は新製品について「ハイパフォーマンスでありながら、エコタイヤと呼ぶのに相応しい画期的なタイヤ」だと紹介し、欧州タイヤラベリング制度で「ウェットブレーキ性能、転がり抵抗」ともに最高グレードの「A/A」を獲得しているとし、「一部サイズだけではなく、28サイズでA/Aを獲得している」とサイズ全般に渡り、性能が向上していると説明した。
新タイヤは、シリカの含有率を高め、均一に分散しやすく改善されたハイテク・コンパウンドー「グリーン・チリ2・0」を採用、これに革新的な添加剤を加えることにより、タイヤの転がり抵抗、ドライ/ウェットブレーキ性能、ロングライフが大幅に改善された。
また、タイヤのコンパウンドやコンポーネントとサイズのバランスを最適化することで、様々な路面状況に対応が可能となり、路面とトレッドとの間の摩擦が低減され、タイヤの転がり抵抗および燃費も改善された。
更に、パターンには、タイヤサイズによって グルーブが3本、4本、5本の3つのパターンがあり、全てでリブとグルーブの幅が最適化されるように設計。この最適化されたリブとグルーブの幅により、排水を効率化し、耐ハイドロプレーニング性能を向上させた。
これらの技術により、従来品と比較して、耐摩耗性能20%、ハンドリング性能17%