TOYO TIREは2月22日、SUV用タイヤブランド「オープンカントリー」シリーズにおいて、本格的オフロード向け製品である「オープンカントリーM/T」、オフロード性能とオンロード性能を高い次元で両立させたハイブリッド製品「オープンカントリーR/T」の新サイズを、順次、国内で発売すると発表した。「オープンカントリー」で15インチから20インチまでで9サイズ、「オープンカントリーM/T」で、16インチから18インチまでで5サイズを追加する。
「オープンカントリー」シリーズは、同社のSUV用タイヤブランド。同社は世界で最も過酷なオフロードレースといわれる「BAJA1000」など、国際的なレースに継続的に参戦しながらその経験によって得られた知見を製品開発にフィードバックしている。同ブランドは、大型SUV車両が抜きん出て普及している本場アメリカ市場で高い評価を得ている。
「オープンカントリーM/T」は、不整地や泥濘地などあらゆる悪路も走破できるパフォーマンスと耐久性を有する本格的オフロード向けタイヤ。昨年行われたアジア最大の国際ラリー大会である「アジアクロスカントリーラリー」では、同タイヤ装着車両が4年連続優勝を果たし、本年1月に開催された「ダカールラリー2019」でも同装着車両がクラス優勝を成し遂げている。
日本国内市場では、2018年4月から本格的に展開を開始して以来、多くのユーザーからのサイズ拡大を要望する声があり、大型のピックアップトラック/SUV/CUVなどをターゲットとして今回のサイズ拡充を実施するもの。
オフロードにおけるトラクション性能と、オンロード走行に求められる耐摩耗性能や走行安定性を高い次元で両立させたSUV/CUV用タイヤ「オープンカントリーR/T」についても、昨年12月実施分に続く形でサイズ拡充を行なう。
同製品は不整地や泥濘地の走行に強みを持つ「マッドテレイン」タイプと、オンロード中心でありながらオフロードとのバランスも重視した全地形型「オールテレイン」タイプの中間を充足する新しいジャンルのSUV/CUV用タイヤで、そのユニークな製品コンセプトによって「2016年度グッドデザイン賞」を受賞している。
2016年の国内市場での販売開始以来、オフロード走行を想起させるアグレッシブなルックスを求めつつ、オンロードでの快適性を犠牲にしたくないユーザーから好評を博している。今回のサイズ拡大では、近年販売が増加している中型SUVをターゲットとすることで、より多くのユーザーニーズに応えていく。