エボニックのシリカ工場 19年末に4万tに増産

2019年02月28日

ゴムタイムス社

 エボニックは2月27日、タイヤ用シリカの生産能力拡大プロジェクトの一環であるトルコのアダパザル工場におけるタイヤ用シリカの生産量を4万トン増大するプロジェクトが予定通り進行していると発表した。プロジェクトは、本年末に完成を予定しており、南東ヨーロッパと中近東を中心とした顧客へのタイヤ用シリカの供給に対応する。

 同プロジェクトは、転がり抵抗が低いタ イヤ製造に使う革新的なシリカへのタイヤ業界の需要の高まりに応えたもので、プロジェクトによりス ペシャルティ製品への地域のニーズに対し、迅速かつ確実に対応することが可能となり、 同社は各地域でタイヤ業界の強力なパートナーと しての役割を担う。

 また同社は、高い需要に向け昨年発売されたSUV向け省エネタイヤ用の革新的なシリカULTRASIL・7800・GRを米国チェスターに加え、一昨年7月に開設されたブラジルのアメリカーナ工場と昨年8月に開設された米国チャールストンの工場で製造している。同社はシリカやタイヤ業界へのニーズに応じた製品やソリ ューションを提供し、世界的リーダーとしての立ち位置をさらに固めていく方針。

 

米国チャールストンのシリカ新工場

 

 

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