ニッタは2月28日、同社の連結子会社ニッタ・ムーア・メキシコ(NMM)が、昨年4月より建設を進めていた第3期拡張工場棟がこの度完成し、2月19日に竣工式を行ったと発表した。
同工場は自動車用樹脂ホースアセンブリ、一般産業用樹脂ホースアセンブリを生産しており、延べ床面積は約7500㎡。拡張部分の本格稼働は4月を予定している。
現在、同社グループは中長期経営計画「V2020」の達成に向け、新製品・新事業の創出、グローバル化の推進、トータルコスト競争力の向上に取り組んでいる。その中で、NMMが事業展開する北中米市場において、厳しい市場環境を勝ち抜くための競争力強化と、今後の現地事業見通しを踏まえ、第3期拡張工場棟の建設・設備導入を進めてきた。
NMMは今後さらに、製造・加工両面での強化を図り、市場の需要に応えていくとしている。
竣工式には、サンルイスポトシ州のガブリエラ・リヴェラ・グリマルド局長、サンルイスポトシ市のエリカ・ブリオネス・ペレス市長、サンルイスポトシ州のエミリオ・ヘスース・ラミレス・ゲレロ労働組合長ら関係者や、NMMの井上一美社長と堂河内武副社長、ニッタの新田元庸社長と芳村恵司取締役、NMM従業員など約90人が参列した。
来賓の祝辞の後、記念テープカットと記念プレートの除幕を行い、神父による安全と労働への感謝を捧げた後、開運を祈願しての鏡割りを執り行った。