住友理工は2月28日、経済産業省と日本健康会議の認証制度「健康経営優良法人2019」で、大規模法人部門「ホワイト500」に認定されたと発表した。同部門が始まって以来、3年連続の認定となる。
「健康経営」とは従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する取り組みを指す。健康経営優良法人認定制度は、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業などの法人を経済産業省と日本健康会議の両者が認定・顕彰するもの。
同社は従業員の健康管理は会社の重要な役割であるとし、ヘルスケア室を設置し、各拠点、関係者による協力のもと、健康増進活動を行っている。
メンタルヘルスの取り組みとしては、メンタルヘルス不調の未然防止、早期対応など総合的なメンタルヘルス対策を実施し、「活き生き5(いきいきファイブ)」の名称で、社員、会社、労働組合が協働で働き方改革を推進。また、ストレスチェック120問の集団分析結果の社内展開に加え、職場改善活動を推進するリーダー育成のためのファシリテーター研修を実施している。
健康増進活動などとしては、グループで生活習慣病予防に取り組む「住友理工スマートクラブ(SSC)」を実施、女性もいきいきと働ける健康増進活動「女性セミナー」の実施、海外駐在者に対して年1~2回、「やっとかめーる」と題したメールを配信し、体調の確認や健康診断の勧奨を実施、運動習慣づくりを促進するため、1日8000歩以上歩くウォーキング事業を年2回(5月、11月)実施している。
受動喫煙・禁煙対策としては、労使一体となって受動喫煙・禁煙対策に取り組み、屋内喫煙所を閉鎖。毎月22日(「スワンスワンの日」)に継続的な禁煙サポートを推進(看護職が喫煙所で禁煙勧奨)している。