十川ゴム(大阪市西区、十川利男社長)の18年度のゴム・樹脂ホース事業は、上半期は順調に推移していたが、下半期は自動車メーカーの減産に伴い、自動車用の燃料ホースが落ち込んだことから、全体もマイナス傾向にある。ただ、自動車用以外では、土木建設機械用は燃料ホースが順調。食品機械用もシリコーンホースやチューブが伸びており、今年度も2桁増の状況にある。また、樹脂ホースも住設関連向けを中心に順調に推移している。
自動車や建機など産業界でホースに要求するニーズが時代と共に変遷するなか、同社は高温油用ホース「HKシリーズ」や土木関係の「サンクイックホース」でラインアップ拡充や研究開発のスピードアップを進めている。
建機や産業機械のエンジンにおけるオイルリモート配管及びオイルクーラー配管で100℃以上(最高150℃)に対応する高温油用「HKシリーズ」は、油圧ハイドリックとしてラインアップを追加した。
サンクイックホースでは耐摩耗用の75A(4Mpa)を追加。コンパ