十川ゴム(大阪市西区、十川利男社長)の18年度ゴムシート事業は、上半期はまとまった物件がある程度あり全般的に順調に推移した。ただ、下半期は年末から動きがやや鈍くなり、1月もその状況が続いているという。
製品別では、フッ素ゴムやシリコーンゴムの特殊ゴムシートは半導体関連装置向けが伸びており、今期も好調な流れが継続している。また、厚物ゴムシートも需要は順調で今後も安定した供給を目指す。
一方、ゴムシートの製造原価に関しては、天然系原材料に加え、梱包材など副資材の価格上昇、物流業界の度重なる運賃値上げも影響し、従来価格を維持することが困難となった。このため、同社では2月1日に天然系素材を使用するゴムシート(汎用ゴム板、B山マット、その他天然系ゴム板)とゴムホースの製品価格を4月1日受注より10~20%値上げすると発表した。
またゴムシート事業の戦略は、「汎用ゴムシートはお客