神島化学工業の2019年4月期第3四半期決算(非連結)は、売上高が168億900万円で前年同期比3・3%増、営業利益は7億2700万円で同2・0%減、経常利益は6億8400万円で同0・3%増、四半期純利益は4億4800万円で同32・6%増となった。
建材事業と化成品事業がともに堅調に推移し、増収となった。損益面では、原材料価格やエネルギーコストの上昇に対して、増収効果や収益性を重視した施策を実施した。
セグメント別では、化成品事業は、売上高が53億800万円で同6・6%増、セグメント利益は7億円で同24・2%減となった。酸化マグネシウム製品が国内外ともに好調に推移したが、原材料価格やエネルギーコストの上昇に対して一部製品の販売価格への転嫁を実施したが、吸収するまでには至らず減益となった。
通期予想は期初予想を据え置き、売上高が220億円で前期比1・8%増、営業利益が8億1000万円で同4・4%増、経常利益が7億3000万円で同4・2%増、当期純利益が5億3000万円で同13・1%増を見込んでいる。
なお、建材事業は売上高は115億円で同1・9%増、セグメント利益は4億2700万円で同51・7%増となった。非住宅分野の都市型高層ビル向けの耐火パネルの拡販が奏功し、増収となった。原材料価格やエネルギーコストの上昇があったものの、増収効果や採算性の向上などにより増益となった。
2019年03月13日