「2019NEW環境展」が3月12~15日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。同展示会は、持続可能な循環型社会の構築に向け環境汚染問題や地球温暖化問題などの各種課題に対応する様々な環境技術・サービスを一堂に展示し、情報を発信することにより環境保全への啓発を行い、国民生活の安定と環境関連産業の発展を目的としている。
◆日本ミシュランタイヤ
シングルタイヤ「ミシュラン・エックスワン」シリーズやラジアルタイヤ「ミシュラン・クロスグリップ」など幅広い分野で活躍するタイヤを多く揃えPRした。
ミシュラン・エックスワンは、トラックの後輪に装着されるダブルタイヤを1本にすることで1車軸当たり約100kgの軽量化を達成し、車両の輸送効率化や燃費の向上など環境負荷低減に貢献する。
ミシュラン・クロスグリップは、従来の道路と草地に加え雪上での使用が可能なため降雪地域で販売が好調。
加えて同社が推進する3R「①リデュースはタイヤのロングライフ性能向上でタイヤの負担の低減②リーユースは摩耗したタイヤをリグルーブ(溝を掘りなおす)することによる再利用③リサイクルはリトレッド(摩耗したタイヤを回収してトレッドを貼りなおす)ことでタイヤ寿命の伸長」を各工程のサンプルの展示やモニターで作業工程の映像などを紹介し分かりやすく説明した。
◆ホーライ
各種粉砕機・破砕機と粉砕・破砕前後のサンプルを展示した。
なかでも樹脂ダンゴブロック用粉砕機「DBー3048型」は販売が好調で、「これまで中国に輸出していた廃プラスチックを国内で処理しなくてはならないという背景がある」とブース担当者は説明していた。
そのほか参考出品として開発段階のコンパクト二段破砕機「KRー2060型」、粉砕機「XIー2060型」が紹介された。両機械は投入口の位置が低いためステップなどを使用せず廃材を投入できるのが特徴。
作業環境の改善につながる製品が目立ち、社会のニーズに合わせた製品開発力をPRした。