JSRは3月14日、1月1日付で米国に設立したJSR・ライフサイエンス・LLCにライフサイエンス事業のグローバル統括機能を移管し、4月1日から実務を開始すると発表した。
同社のライフサイエンス事業は、これまでM&Aや合併などによりグループ企業をグローバルに拡大しながら事業を展開してきた。今後は、同事業の統括・管理機能をJSR・ライフサイエンス・LLCに集中させ、医学生物学研究所、KBI・バイオファーマ、セレクシス・SA、クラウン・バイオサイエンスインターナショナルなど関係するグループ企業の統括も含め、米国、欧州、アジア太平洋地域にわたる同事業全体を戦略的に取りまとめていく。これにより、各グループ企業が注力する分野の新たなシナジーの創出も図る。
なお、JSR・ライフサイエンス・LLCは、1月1日に設立された同社の100%子会社であるJSR・ノースアメリカホールディングスの子会社の位置づけとなる。また、半導体材料の製造と販売を担うJSR・マイクロもJSR・ノースアメリカホールディングスの子会社となり事業を継続する。
同社グループは、今後も新たな治療の開発プロセス全体にわたって、革新的かつ世界中の人々の健康にとって価値のある製品やサービス、技術を提供し、ライフサイエンス事業の拡大を進める。