日本ゴム工業会がこのほどまとめた2018年の合成ゴム品種別出荷実績は、国内向けは前年を上回ったが、全体の4割近くを占める輸出向けが2桁減となったことで、合計は136万1733tで前年比4・3%減となり、17年の同1・0%増から再び減少へ転じた。
国内出荷のゴム工業向けは自動車タイヤ・チューブに加え、自動車用ゴム部品を中心とする工業用品も前年を上回った。一方、品種別ではIR、EPDMがプラスとなったものの、SBRソリッドやBRソリッドなどはマイナスとなっている。
18年の四半期ごとの推移を見ると、1~3月の総出荷は35万8363tで前年同期比4・3%減、4~6月は34万4866tで同2・8%増、7~9月は33万164tで同6・5%減、10~12月は32万8340tで同8・8%減となり、4~6月以外は前年同期を下回った。
この結果、18年年間では国内向けはゴム工業向けが64万3624tで同1・4%増、紙加工用やプラスチック用などのゴム工業外向け
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