株式会社クラレ(社長:伊藤文大、本社:東京都千代田区)は9日、新潟事業所(新潟県胎内市)にて進めてきたアクリル系熱可塑性エラストマー<クラリティ>の新生産設備が完成したと発表した。
2004年パイロットプラントを鹿島事業所に建設した後、市場開拓および量産技術の確立を進め、2010年に新潟事業所での量産設備の設置を決定、建設に着手していた。
設備投資額 約50億円、年産 5,000トンの生産体制となる。 同社が世界で初めて工業化に成功した<クラリティ>は、「透明性」「柔軟性」「接着性」などの特長を有し、その特長を生かした光学および成形材料分野での市場展開が期待されている。