東部ゴム商組のベルトホース部会は3月19日、東京・銀座のホテルモントレ銀座でベルトホース商工懇談会を開催した(本紙既報)。
同組合では、15年からベルトとホースの流通動態調査を一括して発表している。今年も設問を見直して最新動向に即した内容で「第5回アンケート調査」を実施し、この懇談会で結果が報告された。
今回の調査は、同組合のベルトホース部会員企業と同部会選定組合員企業の合計60社を対象に、18年1~12月を調査対象としたもので、回答率は83%(50社)。製品を、伝動ベルト(V形、歯付、プーリ、その他)、搬送ベルト(ゴム、樹脂、その他)、高圧ホース(ゴム、樹脂)、ゴムホース、樹脂ホース、空圧チューブ・継手に分類し、売上や価格、販売上の問題点など13の設問に対して回答を求めた。
〈18年の売上高実績〉
18年の品目別の売上高については、12品目全てで前年比「95~105%未満」が最多となった。
前年比105%以上との回答数から同95%未満との回答数を差し引いた指数は、高圧ゴムホースと樹脂ホースがプラス22、ゴムホースがプラス18、搬送樹脂ベルトがプラス17、搬送その他ベルトがプラス15と好調だった一方、伝動V形ベルトがマイナス31、伝動その他ベルトがマイナス27、高圧樹脂ホースがマイナス13、伝動歯付ベルトがマイナス9と低調だった。
同部会の山田徹副部会長は「高圧ゴムホースとゴムホースが好調で、品薄の状態が続いている。樹脂ホースは半導体関連が好調だったと見られる」と説明した。
〈18年の市場価格の状況〉
前回調査に比べ、「問題ない」との回答が、搬送その他ベルト、ゴムホース、樹脂ホースおよび空圧チューブで10%以上減少し、