住友理工は3月25日、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で4月1~5日に開催される「ハノーバーメッセ2019」に、同社グループの産業用ホース事業を担う製造・販売子会社である住友理工ホーステックスと、欧州で産業用ゴム製品の製造・販売を担う子会社であるスミリコー・インダストリー・フランスが共同で出展すると発表した。
欧州はじめ世界中の高圧ホース市場で求められるISO規格に準拠した次世代高圧ホースの新製品を初出品し、さらに顧客の多様なニーズに対応するため、多彩な高圧ホースの製品ラインアップと、幅広い産業分野で使用される様々な種類の搬送用ホースを展示する。
同社グループの産業用ホースと産業用ゴム製品の両事業部門が共同で展示会に出展するのは今回が初めてで、両事業部門の顧客に対して2つの事業分野の製品ラインアップを紹介することで、顧客の潜在ニーズの開拓につなげていく。
また、産業用油圧機器や、工場などの各種配管に関する多様なニーズに対し、同社グループとしてこれまで培ってきた高分子材料技術や総合評価技術、グローバル供給体制をもって応え、顧客が抱える課題の解決に貢献できることをアピールする。同時に、欧州における同社グループや事業内容についての認知度向上を図り、拡販活動を推進することにしている。
同社グループの産業用ホース事業は、2016年1月に欧州市場に参入し、日本、中国、インドでのグローバル供給体制を活用することで事業を拡大してきた。
今回の展示では、様々な分野の工場や発電所などの金属配管を振動や温度変化による変形から守り、破損を防ぐゴム製可とう管継手の製品ブランド「ディラトフレックス」から、耐圧性能を向上させた新製品「T―type」を初出品するほか、同ブランドのゴム製可とう管継手11品種を展示する。
2019年03月26日