TOYO TIREは3月26日、国内主力製造拠点の1つで三重県東員町にある桑名工場が取り組んできた森林保全活動において、市民に憩いを提供する里山の遊歩道が完成したと発表した。
同社は三重県が進める企業と地域が連携して取り組む森林保全活動「企業の森」づくりの趣旨に賛同し、桑名工場の所在する東員町の町有林(5・27ha)で付近の市民が親しみをもって憩える健全な里山となるよう整備活動を続けてきた。
対象となる一帯を「TOYO TIRES 緑のつながり・三重」と命名し、NPO法人「森林(もり)の風」の協力の下、同社従業員とその家族を中心に地域住民も参画し、2014年より毎年、段階的に整備を続け、全長約400mの遊歩道を完成した。
3月23日には、東員町の水谷俊郎町長をはじめ、地域住民代表などを招くとともに、社内外関係者約40人が参加し、遊歩道の開通記念式典を開催した。町長の挨拶の後、来賓によるテープカットならぬ「丸太カット」で遊歩道の完成を祝い、式典後、参加者で遊歩道の歩き初めを行った。
5年間にわたって取り組んできた同活動では、雑木林の伐採やゴミ拾いなど林内整理のほか、活動に参加した子どもたちによる植樹や自然をより身近に感じてもらう環境教育も実施した。