ブリヂストンは4月1日、東京・南麻布のグローバル研修センターで2019年度入社式を開催し、事務系41人、技術系76人の計117人の新入社員に対して江藤彰洋COO兼社長が講話を行った。
江藤社長はまず、「ブリヂストンの歴史とDNA」について、創業者の石橋正二郎氏が創業当初から「日本からモノを輸出して日本を豊かにする」という意欲を持ち、社会性・先駆性を有していたことや、「最高の品質で社会に貢献」という社是制定やデミング賞受賞などによる経営の近代化を経ながら、米ファイアストン社買収などのグローバル化を進めてきたことを説明した。さらに、「今年1月に新経営体制に移行し、今後も多様性のあるメンバーで様々な議論をして経営の方向性を決めていく」と述べ、同社の現在、そして将来の事業が過去から脈々と受け継いだ理念やDNAに基づいていることへの理解を求めた。
続いて江藤社長は、「ブリヂストンでのキャリアビルディング」について、ロールモデルは個々によって様々で、自身も入社以来様々な部門に配属され異なる文化・環境の下で貴重な経験をしたことを述べた上で、「専門特化型、多様性追求型、グローバル経験、国内重視など、それぞれが自身のキャリアビルディングを考えてブリヂストンと付き合って欲しい。私自身が経験したように、ブリヂストンには様々な経験ができる場がたくさんある」と説いた。
最後に江藤社長は、今最も大切にしている言葉として、「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」というマハトマ・ガンジーの言葉を紹介し、講話を終えた。