三ツ星ベルトは4月1日、2019年度入社式を開催し、垣内一社長が当社グループに入社した75人の新入社員を前にあいさつを行った。
垣内社長は初めに国内外の経営環境を取り巻く状況について触れ、「米国、ロシア、中国、北朝鮮の複雑な関係、米国と中国の貿易摩僚、イギリスのEU離脱問題、多発する自然災害やテロなど不確実性が強まり、先を見通すことができない、非常に難しい状況が続いている」とした上で、「世界経済の減速懸念が高まるとともに、日本の製造業に影響が及んできている」と紹介した。
このような厳しい環境ではあるものの、当社グループの全従業員の懸命の努力により、2018年度も計画を上回る高いレベルの業績を確保できる見込みだ。
また、垣内社長は新入社員に対し、特に次の3つのことについて心がけてほしいと述べた。
一つ目は、挨拶とコミュニケーションを大切にすること。気持よく挨拶することは基本中の基本。また、双方向のコミュニケーションをしっかりとることで信頼される人間を目指してほしい。
2つ目は三現主義を徹底すること。当社グループは「物づくり」をする会社であり、何事にも「現場」に行き「現物」を見て「現実」を正確に知ることが大切である。
そして3つ目は、あらゆる「物事」を広角度で見る目を養うことである。どんなことを判断する時も、部分最適ではなく全体最適かどうかを考える努力をすること。
最後に、垣内社長は「当社は今年創業100周年を迎える。この記念すべき年に入社された方には、失敗を恐れず、チャレンジする情熱を持ち続け、成長されること、そして次の100年に向けて、それぞれの分野で当社グループを担っていく人材に成長されることを期待している」と挨拶を締めくくった。