ブリヂストンは4月1日、同社と早稲田大学が連携して設置した研究プロジェクト「W―BRIDGE」が、2019年度(12期)の研究委託先の募集を開始したと発表した。
同プロジェクトの第12期では、同社が指定する3つの重点テーマについて、大学と一般の方々が連携して取り組む環境研究課題を募集する。これら重点テーマは、同社グループが掲げる「環境長期目標」の達成に資することを期待して設定されている。応募案件の中からW―BRIDGE運営委員会が優れた研究・活動を選考し、これに対して支援を行う。なお、現在は2018年度の委託研究を進めており、活動終了後には報告会を実施する予定。
早稲田大学と同社は、地球環境問題の解決に向けた大学および企業の社会的使命を果たしていくために、従来の産学連携の枠を超え、人々の生活により近づいた取り組みが必要だと考え、2008年に同プロジェクトを開始し、今年で12年目を迎える。持続可能な社会の実現に向け、地域で実生活に根ざした活動をしているNPOやNGO、そして一般の人々にも産学の連携に加わってもらい、一緒に課題解決に取り組んでいくという三者連携の新しい枠組みで、地球規模の問題解決に貢献していきたいとしている。
早稲田大学と同社は、同プロジェクトで得られた成果の内容を吟味し、多くの人々に活用してもらえるように情報を公開していく予定。