日本ゼオンは4月1日、2019年度入社式を開催し、田中公章社長が本社22人、各工場21人、各グループ企業40人の合計83人の新入社員を前に祝辞を述べた。
田中社長は初めに、社会人の心構えとして「皆さんが今日、無事に社会への第一歩を踏み出すことができたのも、皆さんの日々の努力に加え、皆さんを小さな頃から育ててくれたご家族やご親族の方の支えがあったからだ。お世話になった方々に感謝の気持ちを持ち、これからも周りの人への感謝を忘れないようにして欲しい」と語った。
そして、新入社員への3つのお願いとして、「夢を持つこと」、「会社を変える、ゼオンを変える」、「健康であり続ける」を挙げた。
夢を持つことについては、「夢やありたい姿を真剣に追い求めるとすべてが変わると信じていて、自分自身実行している。夢の実現に向け、真剣にチャレンジを続けてください」と呼びかけた。
ゼオンを変えることについて田中社長は、「皆さんは新入社員なので、まずは配属先の上司や先輩から仕事を教わることがスタートだが、ゼロベースで『本当にその仕事が必要なのか』、『こうやった方がいいのではないか』、『もっと効率的にできるのではないか』という視点を持ち、ぜひゼオンを変えてもらいたい」と期待を込めた。
最後に、健康について、 「健康は当たり前と考えているかも知れないが、会社にとって非常に大事なことだ。これから病気にならない、怪我をしないと決心し、全員が現状より一歩でも健康になるよう取り組んで、定年まで元気に仕事をして欲しい」と締め括った。