住友ゴム工業は4月3日、ブラジル市場でトラック・バス用タイヤの安定供給を図り為替変動リスクを回避するため、ブラジル工場にトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、3月1日に生産を開始したと発表した。2020年末には生産能力を日産1000本とする計画で、総投資額は4億6500万レアル(約135億円)。
これまで同社は、ブラジルではトラック・バス用タイヤは輸入販売していた。ブラジルのトラック・バス用タイヤ市場は年に2~3%程度の成長が見込まれ、現地生産により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図る。
同社のブラジル工場はパラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市に位置し、乗用車・ライトトラック用タイヤを日産1万6800本生産する能力を有する。