コンチ、タイで工場の落成式 タイヤ製造の改善に寄与

2019年04月04日

ゴムタイムス社

 コンチネンタルタイヤはこのほど、タイのラヨーン県に建設したグリーンフィールドタイヤ工場が3月27日に落成式を開催したことを発表した。
 起工式から2年で、予定通りに操業を開始した同タイヤ工場には、タイ産業省副大臣Dr.Somchai Harnhirun氏をはじめ、同社タイヤ部門プレジデント兼コーポレート購買責任者のニコライ・ゼッツァー氏や同社経営陣、現地のプロジェクトチームおよび従業員、サプライヤー、ディーラー各社、さらには学術機関の代表者など約500人が集い、グランドオープンの祝典が行われた。
 今回のタイヤ工場建設には、2億5000万ユーロ(約310億円)の投資が行われ、タイやアジア太平洋全域向け乗用車・ライトトラック用のプレミアムタイヤを、2022年までに年間約400万本生産するために最先端のテクノロジーを導入している。

 コンチネンタル、タイヤ部門 プレジデント兼コーポレート購買責任者の ニコライ・ゼッツァーは「ラヨーン県で行った投資は、コンチネンタルのタイヤ部門が掲げる成長戦略 『ビジョン 2025』にとって不可欠であり、世界規模で展開する当社のタイヤ製造のバランスを改善することにつながるもの。また、これによってアジア太平洋地域の生産能力が強化されるとともに、同地域のお客様へのサービス向上にもつながる」と述べた。

全文:約569文字

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー