取材メモ ウェブ公開で安全啓発を一新

2019年04月29日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、3年に1度のペースで改訂を行っている冊子『タイヤのおはなし』を、今年初めてウェブ上で閲覧できる形態に改めた。
 『タイヤのおはなし』は、「タイヤの役目」や「タイヤの日常点検・整備」などから構成され、タイヤの選定や使用上のポイントをわかりやすく解説する内容になっていて、タイヤの講習会などで活用されている。
 これまでは刊行物として有償頒布していたが、今年の改訂で、ウェブ上にインフォグラフィック版とPDF版として公開し、スマホやタブレットでも閲覧できるようにした。冊子の刊行は今回は見送った。
 4月8日のタイヤの日に合わせ同協会が東北道・羽生PAで実施した安全啓発活動の会場では、タブレットを設置し、プレス向けに『タイヤのおはなし・乗用車用タイヤ編』のデモ放映を行った。
 大髙悟事務局長は、「より身近に情報を得られるツールとして作り上げた。閲覧者の裾野が広がれば良い」と期待を寄せた。
 同協会では、安全啓発を工夫を凝らして実施していく方針で、こうした従来にない取り組みにもチャレンジしている。

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