鉱山事業者の支援拡充 ブリヂストンが豪に新拠点 

2019年04月11日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは4月10日、鉱山車両用タイヤやコンベヤベルトなどの販売やサービスを手掛ける豪州の同社子会社であるブリヂストン・マイニング・ソリューションズ・オーストラリア・ピーティーワイ・リミテッド(BMSA)が鉱山ソリューションの新拠点としてハンターバレー・マイニング・ソリューション・センター(HMSC)を開設したと発表した。

 同社グループは、17年11月に同国の西オーストラリア州にピルバラ・マイニング・ソリューション・センターを開設しており、HMSCは同国における2番目のマイニングソリューションセンターとなる。

 同子会社は、鉱山車両用タイヤの販売や保守修理、リムの改修・修理、タイヤのフィッティングなどを組み合わせ、各鉱山事業者の現場オペレーションに即したソリューションを提供する。
 加えて、トラック・バス用タイヤを販売する同社グループ会社のブリヂストン・オーストラリア・リミテッドと協働し、鉱山内から鉱物を輸出する港に至るまでの幅広い運送を支えるトータルモビリティソリューションを提供する。

 さらに、鉱山事業者の安全性・生産性・資産価値の向上に貢献する「B-TAG」や「TreadStat」など同社グループが開発したデジタルツールを活用し、タイヤの空気圧や温度などのデータを測定・収集・解析することで、車両運行管理やタイヤ交換やローテーションをはじめとする鉱山事業者の現場オペレーションの最適化を図る。

 同社グループは、今後も世界中の鉱山事業者のニーズに迅速に応えるためにグローバルサービスネットワークを拡充し、鉱山ソリューションプロバイダーへとさらに進化していく。

 また、ブリヂストンタイヤ&ダイバーシファイド・プロダクツ・アズ・ソリューションの展開を進め、新たな顧客価値・社会価値をユーザーと共創し、持続的かつ発展的なビジネスパートナーシップをさらに深めていくとしている。

マイニングソリューションセンターのロゴ

鉱山車両用タイヤ修理の様子

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