ブリヂストンは4月11日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、トヨタ自動車と共に国際宇宙探査ミッションへ挑戦すると発表した。
同ミッションは、JAXAとトヨタが「人類の活動領域の拡大」と「知的財産の創出」を目的に3月に発表したもので、同社は「有人与圧ローバ」が月面を走破するためのタイヤ(接地体)の研究を推進していく。
同社は、このローバに装着する接地体について、2000年代にJAXAと共同検討を実施し、トヨタとは技術パートナーとして連携してきた。今回、同ミッションの中で新たな技術課題として認識された月面での接地の解決に向け、同社の知見と技術力が評価された。
同社は、月面で接地体が果たすべき4つの役割りである、①重量を支える、②駆動力・制動力を伝える、③方向を転換・維持する、④路面変化に追従する、を実現するしなやかで強靭な接地体の開発に挑戦することで、同ミッションに貢献していく。