バンドー化学は4月12日、創立113周年記念式典を開催し、吉井満隆社長をはじめとする役員、従業員が出席したと発表した。
式典の冒頭、吉井社長はまず同社の歴史について述べ、日本で最初のベルトメーカーとして創業以来、エラストマーの加工技術のパイオニアとして、顧客のニーズに応えるべく次々と「日本初」「世界初」の新技術や新製品を開発してきたこと、さらに、1970年代からは「小さく生んで、大きく育てる」方針のもと海外進出を開始し、日・米・欧・亜の世界四極での生産販売体制を確立してきたことを紹介した。
続いて吉井社長は「現在はAIやIotといった新技術が次々と生まれ、生活様式すら変えるような大きな変曲点を迎えている」とし、「そのような中でも変化をおそれず、チャンスと捉えて挑戦していかなければならない」と強調した。
さらに、昨年から中長期経営計画「Breakthroughs for the future(未来への躍進)」第2ステージ(BF―2)をスタートしたこと、様々な課題に取り組んでいることについて語った。
そして、「『ものづくりへの情熱』『熱きバンドースピリッツ』を思い描き、諸先輩方に感謝するとともに、『未来への躍進』に向け、働き方を変えていきましょう」と締めくくった。
なお、式典にあわせて、「社長特別賞」や永年勤続従業員への「リフレッシュ・ファンド」等の表彰も行われた。