シンコー(大阪府八尾市、金原良和社長)の18年度の精練事業は、上半期では汎用の黒物などが堅調に推移し、下半期に入ってからも上半期の良い流れが続いた。また例年の10〜11月の繁忙期も通年通して需要の高い山が安定的に続いたため、生産量も伸長した。
とくに、建設機械関係を中心に全般的に需要環境がよく、「17年の春先から動きが良くなり、その流れが18年も続いた。昨年12月は9号バンバリーの入れ替えがあったものの、精練事業は忙しい環境だった」(同社)という。
また、精練事業の製品別では、売上比率の高い汎用の黒物が大幅に伸長。樹脂コンパウンドやフッ素ゴムについても堅調に推移したほか、シリコーンゴムに関しては前年並みの動きだった。フッ素ゴムについては「従来の顧客の量が増えたほか、新規案件も増加した」(同社)ことで、今期も生産量を伸ばしていきたい製品だ。
同社は主力となる精練事業のほか、商品販売として自転車用タイ