CMB特集 エラストミックス 各拠点で収益体制を強化 インドネシアが堅調推移

2019年05月07日

ゴムタイムス社

 エラストミックス(三重県四日市市、阿部一至社長)の18年の需要動向は、上半期は堅調に推移したものの、下半期に入り潮目が変わり、減速基調となった。

阿部社長

阿部社長

 阿部社長は「自動車の国内生産台数は前年並みだが、中国の景気減速や米中貿易の影響が出てきている。また、国内工場は設備更新や安全面での投資を行ったため利益面を圧迫してきている。一昨年立ち上げたメキシコがいち早く利益を生む体制に持っていきたい」と前期を振り返る。

 国内の動向では下半期から関東地区が減少し、東海地区や西日本地区は堅調など地域差があり、結果としてはほぼ横ばいだった。

 一方、海外拠点の動向については、タイの経済自体は良い方向に向かっており、自動車関連の需要が良かった。ただし、自動車以外の需要の動きが鈍く、経済状況とは違った要因で厳しい面もあったという。

 中国の2拠点は米中の貿易関連などの影響が及ぼし、各海外拠点のなかでは一番厳しい環境だった。

 インドネシアは堅調に推移し、成長が著しかった。今後の対

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