日本ゴム精練工業会(JPMA、野田明志会長)は4月12日、東京のホテルモントレ銀座で創立30周年記念式典を開催し、会員や賛助会員、関係企業・団体の代表ら80人以上が出席して盛大に行われた。
あいさつにたった野田会長は30年の同工業会の歴史について触れ「当工業会は30年前の平成元年(1989年)に、消費税の導入に対する対応とCMB(カーボンマスターバッチ)の地位向上のために、会員30社でスタートした。当時の生産量は22~23万tに対し、2018年は13万8548t。この30年で実に40%の生産量が減少し、国内のゴム練り需要が減っているのが現状だ。当工業会は平成元年に創立し、平成とともに厳しい環境を乗り越え歴史を刻んできた」と振りかえり、「最近では、生産量が16年から3年連続でわずかだが前年より増えてきている。これは復調の兆しが見えているのではないか」と見解を示した。
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