バンドー化学は4月12日、国内代理店会である「第7回全国バンドー会」を神戸オリエンタルホテルで開催した。
会には国内有力代理店約60社と、同社からは吉井満隆社長はじめ約30人、総勢約90人が参加した。
初めに、吉井社長が足元(18年度第3四半期)の業績と13年度からスタートした中計「Breakthroughs for the future 」の基本戦略、19年度の経営方針などを説明した。
足元の業績について、吉井社長は「国内・海外とも売上高は前年を上回る数値で推移している。セグメントでは自動車部品は前年並みだったが、コンベヤベルトなどの産業資材は好調。このほか、その他に含まれる新事業の精密研磨材TOPXが好調で、営業利益の大幅増に貢献した」と述べた。
ただ、昨年末くらいから海外の中国やトルコ、インドで急速な為替変動が発生し、足元の業績は急ブレーキがかかっている。さらに、米中貿易摩擦の影響で、中国はもとより日本にもその影響が及び始めているが、「通期業績は当初予想通りで着地するのではないか」(吉井社長)