ランクセスは4月23日、都内で事業活動の説明会を開催し、辻英男社長が2018年度の業績と2019年度事業の説明を行った。
辻社長は、18年度の業績について、売上高71億9700万ユーロ、前年比10・2%増、EBITDA10億1600万ユーロ、同9・8%増、純利益4億3100万ユーロとなったことを説明し、業績が好調だった理由に「ケムチャラ社およびソルベイ社から買収したリン添加剤事業の統合が大きく貢献した」ことを挙げた。純利益が大幅に増加したのは、アランセオの全保有株式50%を売却したことが主な要因。
主なトピックスとしては、新製品の開発では、飲料業界向けの天然防腐剤の販売や電池グレードのリチウムのパイロットプラントを建設していること、デジタル化への備えでは、EU市場向けに化学業界向けの独立したデ