多くの企業で平成最後の入社式が行われた4月1日、100年の歴史を誇るゴム企業の入社式では、新入社員を前に社の歴史の重みをトップ自らが説くシーンが目立った。
一昨年に100周年を迎えた横浜ゴムの山石昌孝社長は、創業から1世紀もの歴史を重ねることができたのも、諸先輩方のたゆまぬ努力と、長い年月をかけて築き上げてきたお客様との信頼関係があったからこそ。この歴史を引き継ぐ重みと、自分たちが次の100年に向けた礎を築いていくという誇りを持ち仕事にあたってほしいと述べた。
創業113年を迎えたバンドー化学の吉井満隆社長は、同社は次の100年に向けた変局点にいる。伝統とノウハウを受け継ぐ一方、変局点の主役として光り輝き、次の100年先を照らし続けてほしいと激励した。
ニッタの新田元庸社長は、「発明・改良・円満」という考え方は『ニッタスピリッツ』とも言え、130年以上