ブリヂストングループの一員としてタイヤ用・自動車部品用およびカラー用カーボンブラックの開発・生産・販売を行う旭カーボン(新潟市東区)。今年3月社長に就任した石井龍太郎氏に、社長就任の抱負などを聞いた。
―就任の抱負。
昨年10月に当社に来るまで、ブリヂストンに在籍し、生産技術に30年以上携わる中で、多くの海外工場立ち上げにも関わってきた。当社には、タイヤ会社と手を組んで進めてきた開発力と品質の高さという強みがあり、カーボンの生産販売における実行部分は現場に任せつつ、自分の経験を通じて培った「従来とは違う目線」「外からの目線」を、対外的な関係作りや事業戦略に活かしていきたい。昨年は年間を通して、ほぼフル生産を維持した。今年も、今のところ順調に推移しており、量と品質をきちんと出していくのが今年の最低限の目標でもある。
―経営方針について。
基本的には従前の経営4本柱(「リーン(無駄のない)」「
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