豊田合成の2019年3月期連結決算は、売上収益が8407億1400万円で前期比4・1%増、営業利益は365億2500万円で同3・8%増、税引前利益は373億5600万円で同5・2%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は233億900万円で同9・1%増となった。
売上高は、日本における新型車効果や米州での拡販、アジアでの主要顧客の生産台数の増加などにより、増収となった。
利益については、第2四半期に独禁法関連損失を計上したものの、日本での新型車を中心とした増販効果や合理化努力などにより、増益となった。
セグメント別では、日本は、主要顧客の新型車向けの増販などにより、売上収益は4070億円で同6・2%増。セグメント利益は、第2四半期に独禁法関連損失を計上したものの、新型車を中心とした増販効果等が寄与し、110億円で同4・4%増となった。
米州は、日系や外資系顧客への拡販などにより、売上収益は2491億円で同3・3%増。セグメント利益は、人件費の上昇等のマイナス要因を増販効果や合理化努力で補い、174億円で同9・5%増となった。
アジアは、主に日系顧客の生産台数増に支えられ、売上収益は1997億円で同1・3%増。セグメント利益は、増販効果などにより、127億円で同1・4%増となった。
欧州・アフリカは、売上収益は459億円で同3・3%減となったが、欧州の生産再編費用などの増加により47億円のセグメント損失(前期は41億円の損失)となった。
2020年3月期の通期連結業績予想は、売上収益が8450億円で前期比0・5%増、営業利益は410億円で同12・3%増、税引前利益は420億円で同12・4%増、当期利益は250億円で同7・3%増を見込んでいる。