住友ゴム工業は5月8日、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)との協業で、レベル4(完全自動運転)に対応したタイヤ周辺サービスの共同研究を開始すると発表した。
今回の共同研究は、センサーを使用して走行時のタイヤ空気圧・温度を監視することで、パンクなどのトラブル発生時のメンテナンスに対応するもの。タイヤに関する異常を感知した際に、行動判断に必要な情報をCRANTSに設置された自動運転管制所に提供することで、完全自動運転が実現されたレベル4の時代でも、安全な運行ができるようなタイヤサービスの構築を目指す。
同社ではこの研究の成果を、レベル4に求められるインテリジェントタイヤの開発や、デジタル技術を活用したタイヤサービスの実装にフィードバックし、次世代モビリティに適応した安全で事故のない社会づくりに貢献していくとしている。