カワイチ・テック(千葉県成田市、川口秀一社長)は高濃度チタンホワイトコンパウンド、高濃度カーボンブラックコンパウンド、熱可塑性エラストマーなど高付加価値な樹脂コンパウンドを中心に展開する。
ゴム分野では、海外向け高圧電線用途の特殊バッチが中心だ。
18年の需要動向によると、全体的に付加価値の高い樹脂コンパウンドが前年より増加したほか、飲料系分野でも堅調に推移した。さらに樹脂関連の新規案件も増えてきており、現場はフル稼働状態だという。
ゴムでは前期に引き続き、海外向け高圧電線用途の特殊バッチが堅調に推移した。
その結果、18年12月期は増収増益だったが、川口社長は「とにかく忙しい期だった。全体的には良かったものの、昨年は機械の不具合などあり、その不具合がなければもう少し業績は良かった」と振りかえった。
19年度のテーマは「KT(カワイチ・テックの頭文字)GO」とし、川口社長は「今年はラクビーのワールドカップが開催される年だ。ラクビーのように、前進しながら事業を発展させていく。その時に、なぜ仕事が増えてきたのか、なぜ機械が止まってしまったの