昭和電工は5月9日、カーボン事業部の欧州生産拠点において、設備改善工事を実施すると発表した。
同一品質でのグローバル供給体制の確立に向け、品質向上と安定生産を図ることが目的で、欧州の子会社である昭和電工カーボン・ホールディング(本社ドイツ)のドイツ、スペイン、オーストリアの3拠点において、2019年から2020年までの予定で工事を実施する。投資額は約50億円。
供給において、同社黒鉛電極事業全体の生産能力に対して5%程度の影響が予想される。
同社の黒鉛電極事業は、日本、欧州、米国、アジアに合計7つの生産拠点を持ち、高品質UHP市場において世界トップのシェアを有している。