NOKは5月10日、同社とグループ会社の日本メクトロンが、5月22~24日にパシフィコ横浜にて開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2019 横浜」に出展すると発表した。
同社ブースでは、「未来のモビリティーを支えるNOK製品」をコンセプトに低フリクション技術で地球環境に貢献する高機能ブランド「レミューズ(Leーμ’s)」や「腐食対策」「高温・高圧対応」「高速回転対応」「防振・防音」「熱伝導」のテーマごとに製品・技術を紹介する。
このうち、レミューズは、環境・エネルギーを守る技術として、シール性能を保持しつつ低フリクションを実現する高機能ブランドの総称。ラインアップに「シールリング」や「SP処理 O リング」、「回転・揺動用ロッドシール」を新たに加え、低フリクション技術により駆動力損失を低減し、低燃費・省電力化に貢献する。
そのほか、「耐塩水腐食性向上ガスケット」やアルミ腐食防止グリースなども出展する。
日本メクトロンのブースでは、独自技術で「高密度化」「複合化」「新機能付加」した、自動車向けの新しいFPCを紹介する。
FPCの注目製品では、「ヒーターFPC」を挙げる。同製品は配線抵抗をヒーティングに最適な設計にすることにより、要求に応じた温度分布が可能。カメラやミラーに搭載することで、曇りを防止し、自動車の安全性を向上させる。また、狭小な箇所を含めた各種ヒーター部分およびサーミスタやヒューズなどの部品実装も可能だ。
そのほか、3原触モジュールや「曲げ感知FPC」や「伸縮FPC」などもPRする。