売上・各利益が最高更新 デンカ決算、2期連続で

2019年05月13日

ゴムタイムス社

 デンカは5月13日、東京都中央区の本社で決算説明会を開催し、山本学社長が2019年3月期連結決算の説明を行った。

説明する山本社長

 売上高は4131億2800万円で前期比4・4%増、営業利益は342億2800万円で同1・7%増、経常利益は328億1100万円で同4・2%増、当期純利益は250億4600万円で同8・7%増となった。

 山本社長は、「車両電動化用途の製品群で順調な出荷が続き、ヘルスケア分野でもインフルエンザワクチンや検査試薬の販売が増加し、売上高、各利益とも2期連続で過去最高を更新した」と総括した。

 売上高は、電子・先端製品等の販売増や、原燃料高に応じた石化系製品の売価改定が寄与し、初めて4000億円を超えた。

 営業利益については、スチレンモノマーの定期修繕や米国子会社の凍害、渇水による青海水力発電減が計30億円、先行投資負担や為替などが計26億円の減益要因となったが、電子・先端製品等の数量要因が34億円、スプレッドが28億円の増益要因となってカバーし、結果、6億円の増益となった。

 セグメントのうち、エラストマー・機能樹脂部門は、売上高が1792億3700万円と同5・4%増となった。クロロプレンゴムは、米国子会社が寒波のため減産となり販売量が減少したが、価格改定が進み、増収となった。また、

 

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