西川ゴム工業の2019年3月期連結決算は、売上高は984億3500万円で前期比2・3%増となったが、利益面は原材料価格の高騰などの影響を受け、営業利益は77億2400万円で同9・4%減、経常利益は84億6500万円で同11・3%減。当期純利益は49億1500万円で同95・1%増となった。
地域別に見ると、日本は、自動車生産台数が前年とほぼ同水準となったが、新規受注の増加により売上高は551億5000万円で同6・7%増。一方、原材料費や人件費の増加などにより営業利益は37億5800万円で同3・9%減となった。
北米は、米国の自動車生産台数は微増だったが、カナダやメキシコの生産台数は減少。この結果、売上高は270億4000万円で同2・7%減。営業利益は原材料費や人件費の増加などにより3億4300万円で同52・9%減となった。
東アジアは、中国での自動車生産台数が減少した結果、売上高は126億5900万円で同6・3%減。原材料費や運送費の増加などで、営業利益は8億4500万円で同42・0%減。
東南アジアに関しては、タイ、インドネシアともに自動車生産台数が増えたことなどにより、売上高は108億2700万円で同10・8%増、営業利益は29億3900万円で同27・5%増となった。
2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高が985億円で前期比0・1%増、営業利益が78億円で同1・0%増、経常利益が85億円で同0・4%増、純利益が53億円で同7・8%増を見込んでいる。