三菱ケミカルは5月13日、同社の生分解性プラスチック「BioPBS」を用いたストローが、ワシントンホテルに採用されたと発表した。
「BioPBS」は、同社が開発、基本特許を有し、同社とタイ・PTT Global Chemical社が折半出資する「PTT MCC Biochem Company Limited」が製造する植物由来の生分解性プラスチック。自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ないという特徴がある。
ワシントンホテルでは、マドラーのプラスチック製から木製への変更、客室へのアメニティ設置廃止など、プラスチックごみ削減活動に積極的に取り組んでいる。今回、同ホテルにおいて年間で約12万本使用するストローについても「BioPBS」を用いたストローに切り替えることで、さらなる石油由来プラスチックごみの削減を図っていくとしている。