デンカの山本学社長は、5月13日に開催した決算説明会の中で、経営計画「Denka Value―Up」の進捗状況を説明した。
同計画では、2020年度の目標値として営業利益420億円を掲げており、同計画初年度の2018年度について、山本社長は、「営業利益は342億円で、過去最高を更新することができたが、残念ながら期初予想の360億円には届かなかった。しかし、成長分野であるリチウムイオンバッテリー関連の製品、放熱用途のxEV関連製品、ヘルスケア分野などスペシャリティー製品は期待通り伸長している」と述べた。
2019年度については、「計画に基づきスペシャリティー化を推進することで、380億円の営業利益を目指している。2020年度の目標に向けて、順調な進捗を見込んでいる」(山本社長)と説明した。
また、同計画で向上を図っているスペシャリティー化率については、「2018年度のスペシャリティー化率は54%で、2019年度は55%と微増を予想している。2020年度は、ライフ