バルカーの2019年3月期連結決算は、売上高は512億4300万円で前期比7・7%増、営業利益は56億900万円で同4・4%増、経常利益は57億9100万円で同5・9%増、当期純利益は40億8700万円で同6・6%増となった。
セグメント別では、シール製品事業は、売上は機器市場とプラント市場に向けた売上がそれぞれ増加するとともに、先端産業市場に向けた販売も高水準を維持した。その結果、同事業の売上高は335億9300万円で同3・6%増となったが、販売費及び一般管理費の増加によりセグメント利益は44億4700万円で同6・2%減となった。
機能樹脂製品事業は、先端産業市場向け売上の拡大に加え、機器市場への販売も堅調に推移した。これにより、同事業の売上高は143億1300万円で同15・0%増、セグメント利益は7億7700万円で同57・7%増。
その他事業では、シリコンウエハーリサイクル事業の受託量増加などにより、売上高は33億3600万円で同22・7%増、セグメント利益は3億8400万円で同173・7%増。
2020年3月期の通期連結業績予想は、売上高が500億円で同2・4%減、営業利益は46億円で同18・0%減、経常利益は47億円で同18・8%減、当期純利益は33億円で同19・3%減を見込んでいる。